注意すべき副作用 | ゾルゲンスマ投与により、肝機能障害、血小板減少症、血栓性微小血管症、発熱、嘔吐、心筋トロポニンI増加などがあらわれることがあります。 |
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投与前後に行う プレドニゾロン などの副腎皮質 ステロイド剤の 注意事項 |
ゾルゲンスマ投与により肝機能障害が発現することがあることから、ゾルゲンスマ投与前後にプレドニゾロンなどの副腎皮質ステロイド剤を投与します。同薬の服用によって免疫力が低下するため、感染症のリスクが高まります。 感染症にかかった場合は重篤化する可能性があるため、適切な感染症予防をしてください。同薬服用期間にやむを得ず予防接種をする患者さんは、予防接種の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ、接種をします。 |
SMAの症状が 進行した患者さん |
SMAの症状が進行した患者さんに対する有効性と安全性が明らかになっていません。 |
導入遺伝子の残存 | ゾルゲンスマ投与によって運動神経や筋細胞などに導入された遺伝子は染色体に組み込まれることなく細胞の核内に存在し、SMNタンパク質を長期間安定してつくります。 |
次世代への影響 | ゾルゲンスマは生殖器官に長期間残存して生殖細胞に影響を及ぼす可能性は否定できません。 |